
今年もOOLサミットを開催します。
OOLサミットについて
OOL会員企業のエグゼクティブの皆様にご参加いただき、
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OOLの最新状況を報告し、フィードバックをいただく
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ご参加いただいた方々に最新の経営・技術・経済等の状況のトピックについて意見交換していただき、会員がOOLに参加し続ける価値を感じられるよう、活動の方向性を見直す契機とする
ことを目的としています(OOLの活性化)。
また、各企業の現場で働く技術者等の方々がOOLに参加しやすい状況を作り出すことも目指しています(技術者が楽しくなること)。
今回はOOL設立10周年を迎えた記念すべき年に、これまでの活動を振り返り、今後10年間(または2030年)に向けてOOLの方向性や業界全体が取り組むべき事柄について議論する予定です。
2023年のディスカッション内容について
今年5月に広島県でG7サミットが開催されましたが、それに先立ち、4/29-30には「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」が群馬県で開催されました。その会合では以下の6つのテーマについて議論が行われ、「G7デジタル・技術閣僚宣言」が採択されました。
https://www.soumu.go.jp/joho_kokusai/g7digital-tech-2023/topics/topics_20230430.html
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越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進
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安全で強靭なデジタルインフラ構築
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自由でオープンなインターネットの維持・推進
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経済社会のイノベーションと新興技術の推進
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責任あるAIとAIガバナンスの推進
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デジタル市場における競争政策
これらのテーマはOOLや会員の皆さまの事業遂行に密接に関わるものであり、その動向を把握した上で様々な対応が求められると予想されます。
今年のOOLサミット2023では、株式会社 企 代表取締役 クロサカ タツヤ氏をお招きし基調講演をいただいた上で、上記の「G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合」の議論結果も踏まえ、「越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進」をテーマに、会員の皆様とのラウンドテーブルディスカッションを実施させていただきたいと思います。
2022年2月には経済産業省から「データの越境移転に関する研究会報告書」が出ており、同報告書の最後のページに「DFFT具体化に向けた5つの領域」が示されていますが、例えばこれらの領域ごとの各社の取組みや課題感のようなところから議論を始められればと考えています。
講師紹介

クロサカ タツヤ
株式会社 企(くわだて) 代表取締役
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。三菱総合研究所を経て、2008年に株式会社企(くわだて)を設立。通信・放送セクターの経営戦略や事業開発などのコンサルティングを行うほか、総務省、経済産業省、内閣官房デジタル市場競争本部、OECD(経済協力開発機構)などの政府委員を務め、5G、AI、IoT、データエコノミー等の政策立案を支援。2016年からは慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授を兼務。Trusted Web推進協議会タスクフォース座長。公正取引委員会デジタルスペシャルアドバイザー。近著『5Gでビジネスはどう変わるのか』(日経BP刊)
講演タイトル:『越境データ流通と〈信頼〉を考えるための視点』
講演概要:
2019年の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で安倍晋三首相(当時)が提唱したDFFTは、今年のG7群馬高崎デジタル・技術大臣会合の主要議題の一つとして取り上げられ、具体化に向けた検討が進み始めた。この際、日本政府は価値観が同じ国・地域によるデータ流通を"like-minded countries"という表現を用いて標榜し、それが"with Trust"の重要な要素だと指摘している。本講演では、これまでの4年間で大きく変化したDFFTを巡る政治的状況を踏まえながら、「信頼できる越境データ流通」の再定義に必要な視点を紹介し、合わせて今後の見通しを考察する。

OOLサミット2023会場
沖縄科学技術大学院大学(OIST)について
OISTは、研究機関と大学院大学の特徴を合わせもったユニークな教育研究機関として、2011年に沖縄県の恩納村に設立されました。自然科学と技術科学分野における卓越した研究を行うことを目指し、物理学、化学、生物学、数学、計算科学、情報科学などを主要研究領域として、革新的な研究と国際的な教育環境を提供することにより、世界中から優れた人材が集まる場所として注目されています。世界的な評価も高く、質の高い論文数で世界の研究機関をランキングするNature Index年間ランキングでは2019年に世界9位(日本の研究機関ではトップ)に位置付けられています。
OISTは、沖縄の素晴らしい自然環境に立地しており、OOLサミットご参加の皆様にも、その魅力を感じて頂けるものと思います。当日は学内の見学ツアーも予定しています。
画像提供:OIST
ー 開催概要
テーマ:越境データ流通と信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)の推進
開催日:2023年10月20日(金)
時 間:会議 14:00~18:00、懇親会 18:15~19:45
内 容:OIST見学、OOL近況紹介、基調講演、ラウンドテーブルディスカッション
※内容は若干変更となる可能性があります。
会 場:沖縄科学技術大学院大学(OIST)
メインキャンパス内ミーティングルーム
〒904-0412 沖縄県国頭郡恩納村谷茶1919−1
対象者:OOL会員
参加費:メイン参加者(3万円)、同行者(1万円)
申込み:申込書をOOL事務局までメールで送付(締切:2023年10月2日)
問合せ:labs-admin@okinawaopenlabs.org(沖縄オープンラボラトリ事務局)
※当日のスケジュールについては、調整中につき変更の可能性があります。ご了承下さい。
ー スケジュール
時刻 | 内容 |
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12:15 | 送迎バス那覇空港出発(当日移動者向け) |
12:45 | 送迎バス県庁北口出発(前泊者向け) |
13:45 | OIST到着、受付 |
14:00-14:45 | OIST見学 |
15:00-15:15 | 開会挨拶、ラボ近況活動紹介 |
15:15-16:00 | 基調講演、Q&A |
16:00-16:15 | 写真撮影、休憩 |
16:15-18:00 | ラウンドテーブルディスカッション、閉会挨拶 |
18:15-19:45 | 懇親会 |
20:00-21:00 | 送迎バスOIST出発→県庁北口到着 |
ー 参加申込み
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申込書に記載の上、OOL事務局までお申し込みください。(申込書はこちらからダウンロード .docx)
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会議へご参加頂くご出席者(メイン参加者)は 1 社 1 名とさせて頂きます。
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同行者は3名様までとさせていただきます。同行者は別室会場にてオブザーブ参加となります。
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参加ご同行者多数の場合、調整させて頂く場合がありますので、予めご了承下さい。
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参加費ご請求書は、OOL サミット終了後に発行させて頂きます。
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当日のスケジュールについては、調整中につき変更の可能性があります。ご了承下さい。
会場レイアウト

メイン会場
オブザーバー会場
ー これまでの開催
#07
開催日:2022.11.12
会 場:沖縄プリンスホテル(宜野湾市)
テーマ:経済安全保障と沖縄オープンラボラトリ
~サプライチェーン・インフラの信頼性に関するディスカッション~
基調講演:経済産業省 商務情報政策局 サイバーセキュリティ課 佐藤企画官
#06
開催日:2021.11.25
会 場:沖縄県教職員共済会館 八汐荘(那覇市)
テーマ:「Society5.0ビジョン実現をどう進めるのか?」
~企業の取組と地域創生の課題をディスカッション~
基調講演:経産省カーボンニュートラルプロジェクト推進室 野澤研究開発専門職
#05
開催日:2020.10.23
会 場:沖縄県教職員共済会館 八汐荘(那覇市)
テーマ:Beyond 5Gで未来の姿はどうなるのか
~オープンテクノロジーの力でニューノーマルの確立へ~
基調講演:医凰会 秋富医療危機管理部長
#04
開催日:2019.11.08
会 場:沖縄県市町村自治会館(那覇市)
テーマ:「データ主導社会の実現に向けて3つの軸」
~3軸戦略(人材育成・技術開発・社会貢献)~
基調講演:DTA 真野代表理事、DTA 杉山理事
#03
開催日:2018.08.30
会 場:万国津梁館(名護市)
テーマ:世界を出し抜く日本のビジネスモデルとは?
パネル:安部理事、弘中理事、佐藤理事、石川理事、鈴木理事
#02
開催日:2017.11.12
会 場:八汐荘(那覇市)
テーマ:SDx+αがデジタルトランスフォーメーションに与えるインパクト
パネル:BBT 藤原CEO、会津電力 山田副社長、ぐるなび 飯塚副社長、オムロン 竹林SDTM推進室長、東大 関谷准教授
#01
開催日:2016.09.02
会 場:万国津梁館(名護市)
テーマ:APACのICTの未来における日本の役割
基調講演:BBT 藤原CEO


