近年、機械学習やディープラーニングという言葉の認知度が上がるにつれ、これらの技術に対する期待が高まっています。 しかし、急速に発展するこれら分野について、おおよその知識は知っていても、実際に実践する手前でとどまっているエンジニアが多いのも実態です。
このセミナーでは、来るべき次の時代に向け、これら機械学習に関わる技術の実際を知り、また、Pythonのオープンソース機械学習ライブラリであるscikit-learnを学習し使用することができるようにします。第二部では講師を交えて、参加者の交流の機会をもうけ、第一部に参加できない方でも参加可能です。
■実施概要
主 催:一般社団法人沖縄オープンラボラトリ
共 催:琉球大学工学部
日 時:2016年9月29日(木)
第一部(09:30-18:00):解説・ハンズオンセミナー
第二部(18:30-20:30):講演・懇親会(軽食有)
*第二部のみも参加可能
会 場:琉球大学工学部(沖縄県中頭郡西原町千原1) ※駐車場利用可
第一部:調整中、第二部:調整中
募集人数:第一部:15名(最大20名)、第二部:30名
参加費用:無料(事前登録制)
参加者 :27名
■プログラム
第一部(09:30-18:00)
①主催側からのご挨拶・諸注意事項
②座学(機械学習について)
③環境構築~初級編
④Kaggleにチャレンジ
⑤終了のご挨拶〜アンケート記入 *随時休憩
第二部(18:30-20:30)
①共催側(琉球大学)からのご挨拶
②特別講演
③乾杯のご挨拶
④ライトニングトーク(琉球大学各研究室など)
⑤締めのご挨拶(講師より)
■募集対象者・参加条件
第一部
①機械学習を自ら勉強したいという学生やIT企業等にお勤めのエンジニアの方
※プログラミング経験がある方。ただし、機械学習やPythonの初心者の方も歓迎
②ノートパソコンを持参できる方
※HDDに8GB以上の空き領域があること(Ubuntu仮想マシンで2GBを利用)
※VirtualBoxがインストールされていること
※ブラウザGoogle Chromeがインストールされていること
※無線でインターネット接続が可能なこと(会場のWiFi環境利用予定)
<参考>コーディング環境
・VirtualBoxで動作するUbuntu仮想マシンを利用する
・Ubuntu仮想マシンには機械学習コーディングに必要なソフトウェアはセットアップ済み
・Ubuntu仮想マシン上で Jupyter を起動し、ホストPCのブラウザで全てのコーディングを行う
第二部
機械学習の現在と未来に興味のある方どなたでも。
■講師
大塚 誠氏
工学博士 UCLA、NAIST、OIST、IBM東京基礎研究所を経て、研究を主とするフリーランスエンジニアに。
専門は機械学習、認知心理学、計算論的神経科学。特にディープラーニングや強化学習の理論研究を得意とする。
近年は動的ボルツマンマシンや認知バイアスを考慮した選択モデルなどを考案。
■イベントレポート
第一部座学では、初心者でも分かる機械学習ということで、講師の大塚さんから分かりやすくご説明頂きました。
専門書で1,000ページにわたり説明されている内容を、なんとパワポ1枚にまとめてくださり、初心者でも理解できる内容でした。
引き続いてのハンズオンでは、scikit-learnという機械学習用ライブラリを扱えるようになることを目標に各自環境作成から入りました。
>>>SDSGとは? 「Service Design Study Group」(SDSG)は、基盤技術とは異なるユースケースの観点でテーマを設定し定期的にセミナーやワークショップを開催することで、マーケットを学び、多業種の現場を知ることで、新たな社会システムやそれを支える利活用モデルの創造に結び付け、未来をデザインするイノベーションの起爆剤となることを目的とした活動をしています。