実施日:2018年11月14日(@東京)
2018年9月10日に開催されたミニプログラムコンテスト2018で、第3位となったSantatraさんが獲得した賞は『願いを叶える体験券』。この賞はICT技術に関する知見を広げる体験をしてもらおう!という趣旨のもと、予算の範囲内ではありますが、受賞者自らが自由に内容を考えたものを可能な限り叶えます!というもの。
受賞者のSantatraさんはマダガスカル出身で、現在は神戸情報大学院大学でICT技術などを学んでいます。希望により、今回はAmazon Web Service, Pix-ie Project, NTT Communications 各企業担当者様への訪問をセッティングしました。
SDNに長く携わる研究者と議論し、SDNに対する考えをより深める。
(引率コメント:森藤/スペシャリスト育成プログラムメンター)
Amazon Web Services では、角川さん、関山さんにご対応いただき、AWSのDC内ネットワーク設備についてご紹介いいただいた。機器の冗長化、ネットワーク構築の自動化に対する考え方は、少人数で多数の機器を管理することへの課題意識を持ったSantatraさんの取り組みにも非常にためになるものだったと思います。
Pix-ie Project では、マークさん、山本さんにご対応いただき、IIJオフィスで議論を実施しました。まず「君たちの考えるSDNとは何か?」という議論から始まり、マークさんが開発したSDNコントローラとそれに関連するプロジェクトについてご紹介いただきました。SDNに長く携わる研究者と議論をすることで、IXPへのSDNの適用事例を知ることができただけでなく、SDNに対する考えをより深めることができたのではと思います。
NTT Communications では新井さん、嵯峨さんに、NTT Communications の SD-WAN に関する取り組みについて紹介いただきました。WAN接続機器に様々なアプリケーションを載せて機器や拠点間通信を管理するアプローチは、WAN機器の管理に課題を持ったSantatraさんの取り組みに参考になってくれればと思います。
全体を振り返ると、DC内ネットワーク、IXP、WANという幅広いトピックで議論することができ、メンターの立場でも非常にいい経験をさせてもらえたと感じます。Santatraさんにとっても今後につながる経験になってくれていれば幸いです。(森藤)
各企業の取り組み事例だけでなく、Santatraさんが本プログラムで取り組んでいるプロジェクトについてもコメントも頂きました。12月4日に開催されるプログラムコンテストに向け、開発に活かしていきたいとSantatraさん。本選でのプレゼンが楽しみです!
ご協力頂きました各企業の皆様、本当にありがとうございました!
訪問詳細は参加者レポートをご覧ください。
・Santatra(MAKI)▷レポートを読む